T-REX450 セッティングの流れ

重量の違うバッテリーに変えたときや、サイズの違うローターに変えたときなど・・
ヘリを良いコンディションで飛ばすために必要なセッティングの流れをメモ書きしてみます。

@ トラッキング・バランス


目的:2本のメインローターのピッチ角を微調整して、
回転軌道にムラがでないようにし、振動を防ぐため。



※この調整は室内ではなく、屋外で行ってください!
電源を入れて、スロットルをじわじわ上げていき
機体がもうすぐ浮上するという位置の手前でスロットルを止めます。
その時点で、両方のメインローターを上の写真のアングルから見ます。
(危険ですので出来る限り離れて見てください。)
トラッキングが取れていなければ、ローターの軌跡が上下に
ばらけて見えてくるはずです。

どっちが上か下かなどはわかりませんので、下の写真を参考に調整してみましょう。


このように、どちらか一方のローター側を調整し、締めたり緩めたりして、
軌跡が一直線に近くなる方向へ調整していきます。

なお、これはあくまでホバリング前の調整ですので、
実際のホバリング等でまたずれる可能性もあります。

浮上後の調整でも同じように調整します。



Aスロットルカーブ・ピッチカーブ

目的:単純に言うと、プロポの右スティックが中立の状態で
ホバリングするように、機体とプロポを調整すること。

プロポ側で行う基本的な調整方法について


スロットルカーブ調整画面を呼び出し、写真の黄色い枠内が
NORMになっていることを確認します。


基本は画像にもあるように、ポイント1〜3の間を
平坦にすることでホバリング時のモーターの回転を
穏やかにする効果があります。



次にピッチカーブです。
こちらでもフライトモードがNORMになっていることを確認後、調整します。




説明書に書かれた黒線のカーブは一般的なノーマル時のカーブです。
しかし、初心者向けにするには、ほぼ一直線が望ましいです。
理由は、スロットルの上下による機体の首振りを防ぐためです。
ほとんど固定ピッチに近いようなセッティングです。

ピッチに関しては、機体側のセットによって、画像中の
赤線の位置が上になったり下になったりすることもありますが、
基本的にはスロットルスティックが真ん中の状態で
ローターのピッチが5度〜8度くらいがベストでしょう。



この調整を行うときは、安全のため、モーターのコネクタを外してください。
外すときは3本全て外さないと、アンプ等故障するときがあります。

モーターが回らない状態でピッチカーブとピッチ角を確認してください。


○具体的にどうするか?
まず、飛行可能な状態にして、ゆっくり浮かせてみる。
この時、スティックが中立より手前なのに浮いた場合は
@プロポ側ピッチを全体的に減らす(写真の赤線を下げる)
減らしていってローターの(機体側)ピッチ角が約4度以下になったら・・・

Aスロットルカーブのポイント1を下げてみる
このように行います。

反対にスティックがかなり上の方に倒れているのに浮かない場合は
@プロポ側ピッチを全体的に上げてみる(写真の赤線を上に移動する)
増やしていってローターの(機体側の)ピッチ角が7度以上になるようなら

Aスロットルカーブの1・2・3を全体的に上げてみる

そして、再度ホバリングさせてみます。
今度は機体の挙動を見て調整します。

機体の動きが敏感、横滑りしているようであれば
→ローター回転が高すぎ。ピッチを増やしてスロットルを下げましょう。

機体の動きが緩慢、ミソスリ(倒れる前のコマのような動き)が出る
→ローター回転が低い。ピッチを減らしてスロットルを上げましょう。

いずれの調整も、正常な状態を知らなければ判断が難しいです。
正常なときの回転数を肌で感じておきましょう。


Bジャイロの調整

ホバリングが決まってからジャイロの調整に入ります。
目的:機体を上下させたときの首振りを抑えるため。

ジャイロの調整の前に、必ずニュートラルを出しておきましょう。
手順としては、機体を浮上させたときにアタマをどちらに振るか?
まずコレを確認します。

アタマが振られると自然に左手でラダーを打ち、修正することと思います。
浮上〜修正を何度かやってみて、自分が主にどちらにラダーを当てているか
を覚えておきます。これが第一ステップ。

覚えたら着陸させて、機体に近づき、スロットルは入れずに、
先ほど当てていたラダーだけを同じように入れてみます。
機体後部から近づくとスライダーが動くのが見えます。
自分が打ったラダーの舵でスライダーがどちらに動くのかを確認します。
ここまでが第二ステップ




そして、最終的にラダーサーボマウントを動かすことで
ラダーのニュートラルを出します。
第二ステップでスライダーがどちらに動くか確認したら、
それがラダーサーボからのロッドを前に押しているのか、
または後ろに引いているのかを確認します。
ここまでもちろんスロットルはオフです。
最初のステップからずっと断続的にラダーを当てて動かしておきます。
ロッドを前に押しているのならサーボを前へ動かし、
ロッドを後ろに引いているならサーボを後ろに動かしましょう。




この調整を1〜3ステップまで行い、再びホバリング、再調整という流れです
文字にすると長いですが、2回目以降はあっという間です。


HOME

inserted by FC2 system