新作トレーナー機

ここ数ヶ月、なぜか「トレーナー機が欲しい」という気持ちが出てきました。現在世間ではEPPトレーナーとしてぷちトレーナーやナイトメア、マイティフライなど入門者から上級者まで幅広く楽しめるような機体が多数出てきています。自分自身も「アレで入門できてたらなぁ・・」としょっちゅう思います。私の家族・親族で現在ラジコン飛行機をやっている、やろうとしている人は居ないのですが、例えば妻が「やってみたいんだけど・・」ともし、もしも、万が一言ってくれた時のために、また、自分もちょっとグレた飛ばし方をしたいときのために作ってみようと思いました。コンセプトとしてはEVOWRACERを超える(というかより遅い)スローフライトが出来て、手持ちのメカが使えて、有る程度サイズが大きい物という風に考えました。設計というかパクリ元としてぷちトレーナーとナイトメアが候補に挙がったのですが、ブラシレス搭載を前提としてナイトメアベースというかモスキートモスをベースに模造紙へ書き込んでみました。


こだわりというか今回の機体で是非使いたかったのがこのプロポ「フタバ チャレンジャー」です。
ラジコン飛行機を始めてしばらく経った頃、親父がモスキートモス用に購入したプロポです。当時私が使っていたサンワ マークUが真っ黒ボディだったのに対し、メタルボディで格好良いと思った記憶があります。スティックのバネが若干堅くて私としては「オッ、高級じゃん」とも思っていました。昔買ったプロポは残念ながらなくしてしまったのですが、このチャレンジャーはオークションで\1,000くらいで懐かしさから衝動買いしてストックして置いたモノです。ちなみに我が家に同じく懐かしくて衝動買いしたサンワマークUが3台有ります。


胴体はEVOWRACERで余った5mmEPPをメインに、側板を3mmEPPで箱組みしました。先端は5mmEPP4枚重ねでブロックを作り、カッターで整形してあります。耐衝撃性は抜群のようです。で、ナイトメアと違ってEPPブロックの胴体ではないので、迷ったのがバッテリー及びメカスペースです。側面にハッチを付けるのはどうも・・・かといってファンフライのようにモナカ構造にすると側面積が増え過ぎちゃうし・・・ということで考えたのが写真の様な構造です。段ボールのように折りたたんでマジックテープ止めにしました。なんだか由緒正しき日本人みたいです。そう、ここにも和の心が!


主翼は今回が初体験のEPPリブ組構造にしました。本当は1mスパンにしようと思いましたが、我が家のEPPの在庫から考えて「もったいない」という結論に達し、さらに「めんどくさい」という理由で素のEPP板材サイズ910mmになりました。
EPPのプランクは難しいという前情報を聞いていたのですが、今回翼端上半角ということで3分割して作ったら意外と簡単に出来ました。プランク材をひと晩折り曲げて寝かせておくだけで他はバルサの主翼より全然ラクでしたね。生地完成後、翼端から端を鋭角に切ったカーボンスパーをブッ刺してカーボン補強のできあがりです。中央翼のプランク上部、メインスパー部分に沿って切り込みを入れ、瞬間固定した後グラステープ補強です。接着剤を使いすぎたせいかちょっと重くなりましたが(34g)意外にも強度は出ているみたいです。今回欲張りにも空撮(使わなくなったカメラ付き携帯の動画機能を利用)も企んでいますので、主翼には是非頑張って貰わなくてはいけませんからね。


尾翼は後重心気味での安定感を狙い、ぷちトレーナーを参考に適当に切り出しました。最近やっているSAL機の影響からか意味もなく水平尾翼下部の垂直安定板を大きく付けてしまいました。30倍5mmEPPを使ったので補強は水平尾翼のカーボンスパー1本のみです。クリヤテープもナシです。
その他、胴体後部のカーボンパイプは手持ちの3mmカーボンパイプを使用(これが後に後悔する羽目に!)リンケージは軽さを追求して、というか細いカーボンロッドを使うのが「もったいない」という理由で大量在庫のあるPEラインの両引きリンケージです。メカ関係はモーターが恒例の「もったいない」という理由でGWSの使い古し2205サイズ、サーボはコブラF3Oのエルロンに使っていたウェイポイント3.8g×2個、アンプはムルシエラゴに使っていたエンルートの物を利用しました。ペラは7インチ位を想定しています。そして全体構造としてセミハンディで仕上げました。マジックテープ止めの主翼でハンディとしているナイトメアも有ることですし、何とかなるだろうと思いました。


という訳でいきなり初飛行です。
途中の画像がなくてすみません!週末ずっと家に居たため、暇を見て作っていたら夕方に何とか仕上がったので近所の公園で初飛行に出かけました。この日の盛岡は前夜から軽いドカ雪が降り、今までは土の地面だったのが一面銀世界になってしまい、初飛行時も雪がちらつき風も2〜3m吹いていました。
夕暮れが近かったため、手早くこの写真を撮り、バッテリーを載せ、手投げします。「低速性能はどうかな?」などと気楽に考えつつ機体を押し出すと、あっけなくドスンと落ちます。モーターのアップスラストが足りないのかと思いモーターを主翼の後側にずらして再度手投げ・・・・ドスン。家にいたときから気付いてはいたのですがどうやら結構なノーズヘビーが原因みたいです。と言ってもバッテリーは今以上それ以上後に下がらないですし、夕暮れが近いので家にも帰れず、人目も気になり、予備に持って行ったフェザーを飛ばしました。さすがにフェザーは調整がパキッと取れているため余裕で飛びます。6〜7分ほど楽しんでからハンドキャッチ。クルマに戻ると「なんとか今、今飛ばないかなぁ・・」と思い、機体を調べているとエレベーターの舵角が著しく不足していることに気付きました。ヒンジ+グラステープで舵角制御しているつもりが寒さのせいもあってかエレベーターの動きが悪く、ウェイポイント038サーボが悲鳴を上げています。PEラインでテンションをかけていることもあり、必然なんでしょうが・・・。思い切ってグラステープを剥がしてみたら結構な舵角が取れたのでコレでもう一度チャレンジです。今度はファンフライを手投げするように真上を向けて手放しました。・・・すると今度は何とか飛びます。さすがブラシレスのパワーのおかげでスロットルを入れると見事アタマ上げになり、エレベーターの効きの悪さをスロットルでカバーして何とか場周飛行は出来ます。でも、思ったほどスピードが遅くありません。これじゃ普通のEPPファンフライと変わらないスピードです。たぶん重心が前過ぎるのと、ペラのピッチが大きいせいでしょう。5分ほど飛ばして再認識したもう一つ重大な欠点が見つかりました。カーボンパイプが細い事とパイプの支持部の剛性が無い為にとにかく舵が効かないのです。ループしてもスロットルナシではリカバリー出来ませんでした。これじゃあ初心者も自分も楽しく無いやと思い、すごすごと帰宅しました。



明くる日、まずは強度に問題があったカーボンパイプを撤去しました。尾翼はカッターで恐る恐る切り込みを入れ、胴体側は割とがっちり接着していたので5mmEPPと3mmEPPのサンドイッチ板ごと切り離します。今度は翼弦いっぱいまでサンドイッチ板を延長して側板に接着します。胴体後方の絞り込みをしていた部分は切り離してしまいました。さてさて、ここからが悩みどころです。問題として胴体〜尾翼までの剛性をいかに確保するか、また、糸リンケージではEPPが耐えられず胴体が歪み気味になってしまうこと。この問題を解決しないと明るい初飛行は訪れそうにありません。胴体を模造紙にあてがって腕組みしつつ考えます。・・・・カーボンパイプがダメだとすると、マイティフライのようなEPP+カーボンスパー側板で構成しようかと思い、ラインを引きます。でもカーボンスパーを4本も入れることになったり、リンケージも内装式にしなくちゃぁいけません。めんどくさいめんどくさいと棒材の材料箱をあさっていると、SALのペグ用6mm径カーボンパイプが私に悪魔の微笑みを見せてくれました。「黙ってこっちにしちゃえよ!」「いやまだSAL作るからキープしておきたいんだ」大変な葛藤です。「こんくらい太ければ剛性出るよ!」「いやいや買うとカーボンパイプも結構高いんだから」・・・気がつくと手が勝手に撤去したパイプとSAL用のパイプの長さを比べていました。すると、あろうことか誤差10mm以内で長さが一致してしまったのです。これは神様が使えと言っているのでは?ということであっさり路線変更。6mmカーボンパイプを代替案として採用することにしました。



いかに6mmパイプと言っても固定方法が前と一緒では良い結果が得られそうにありません。これも迷った末に重くなることを覚悟してSAL機みたいな固定方法を取りました。5mmEPPと1mmベニヤをサンドイッチ。剛性を少しでも出すためにベニヤは外側に配置しました。この後、ベースの板に余っていたカーボンスパーをフィッシュボーン状に2本入れました。こうすることで衝撃がカーボンパイプ〜ベニヤ〜カーボンスパー〜メインの5mmEPP(胴体フロントガラス部分)という風に伝わるはずです。尾翼側はぷちトレーナーを参考にしてまず垂直尾翼をパイプにグラステープを巻いて固定し、その後水平尾翼を接着する方法にしました。前回と違って、カッチリさせたかったので高粘度瞬間+硬化促進剤を使いました。


実際接着して手で持ってみると素晴らしい剛性のアップが感じられます。もともと酷い前重心だったのでこれくらいがイイかと。充分計測してベニヤの高さを測ったのですが(主翼迎角のため)、多少主翼と接する面が波打ってしまったのでカッターで面を整えます。これだからEPPはラクでいいですね。


この機体の目玉はコレです。空撮用に胴体底板を一部プラ板にしてしまいました。実は胴体幅や胴体長さなど密かに手持ちの携帯に合わせて作ったため、マジックテープ等で固定しなくても胴体後部のハッチから携帯を突っ込めばそれなりに固定できるという算段です。ではそのハッチは?というと・・・



コレです。コレコレ。一日悩んだ末、軽量かつワンタッチで開閉できるというスグレモノのハッチです。外側から5mmEPP(蓋)、5mmEPP(クリアランスのため)、3mmEPP(留め板)という構造です。一番内側にグラステープを引っ張りつつ貼って少し湾曲させてハッチを入れやすくしています。留め板を固定する枠も5mmEPPで胴体側に入れたため胴体自体の剛性も大分アップしたようで二重丸であります。



サーボ搭載位置も迷った末に胴体最後部のベニヤに立てて固定しました。もうこうなると置き場所がないというか、行き当たりばったりですね。リンケージも軽量化を追求してピアノ線〜カーボンロッド〜ピアノ線というリンケージにしようと思ったのですが、例の「もったいない病」の発作が起こったため、1mmピアノ線+1.4mmピアノ線+1mmピアノ線というなんだかよく分からない構成になってしまいました。但し、ラダー側を作ったところ1.4mmピアノ線が殆ど無くなってしまったため、また、ここで例の「めんどくさい病」が私に拍車をかけてエレベーター側は1mmピアノ線一発勝負曲げで仕上がってしまいました。でも心配していたほどたわみも無く、PEラインよりもずっとスムーズに動作します。



というわけで我がEPPトレーナー機もなんとかリニューアルを果たすことが出来ました。ガマンしきれずに夜中に外に出てグライドテストを敢行しました。しかしバッテリーを最後部まで下げてもまだノーズヘビー気味のようで、仕方なくモーターマウントを後に下げることでなんとか重心も合いそうです。最悪テールにオモリを貼り付けようかとも思っています。さあ!明日はフライトに行けると良いのですが・・・。

フライト インプレッション(2)


子供の夜泣きで怒り心頭の妻に平謝りしながら、朝7時に家を出ることに成功しました。
本当は5時頃から出かけていれば無風の良いコンディションでしたが、7時頃にはもうチラホラ風が出ていました。
仕事の前の1時間だけのフライトです。風があったときの挙動を確認する意味でもちょうど良いコンディションだと自分に言い聞かせてクルマを降り、機体をセットします。重心は主翼前縁から約40%くらいでしょうか。マジックテープ留めの主翼が剥がれそうな風に向かって機体を手離します。あぁ、やっぱり主翼仰角付けすぎでした。ループしそうなほどの酷いアタマ上げです。エレベーターダウンがなぜか効きません。リンケージのたわみでしょうか?風にも煽られつつ左右に振っていると草地にさくっと機体が落ちました。機体に駆け寄り、まずは一番後に積んでいたバッテリーを1番前へ移動し、次にモーターマウントを出来る限り前に出します。極端な前重心です。この状態でグライドテストすればおそらくアタマからズドン状態にセットしました。そして何気なくプロポを見ると我がチャレンジャーのアナログなデュアルレートがONになっていたのでパチッと解除します。よし、これでいけると再度風の中へ機体を放ちます。今度は大分良いようです。ちょうどスロットルとラダーのみのトイラジ飛行機がこんな感じなのではないでしょうか?スロットルONで上昇、スロットル40%で水平飛行、OFFですーっと下がるような感じです。エレベーターも今度はよく効きます。スムーズに上昇させる時は手ミキシングでエレベーターダウンを掛けるとスピードも出て、安定して・・・って超スローフライトを目指しているのに結構なスピードが出ちゃっています。追い風だと普通にフェザーくらいのスピードです。あぁなんだ、これじゃEVOWRACERにもかなわないなとちょっとがっかりしつつ1本目のバッテリーが減ってきたのでピットインです。依然としてアタマ上げの挙動が顕著ですので、仕方なくモーターマウントにワッシャーを2枚噛ませて少しでもダウンスラスト気味にします。ペラは7×6にしていたのですが、これくらい(3〜4m/s)風のあるときは少し大きいほうが推力が稼げるはずなので8×4.3に変更しました。重心チェックしてみると約25%くらいまで前重心になっています。ヨシ、これでいけるはずとグラウンドに戻るとさっきまでの少々暴力的な風がフッと止んでいます。この瞬間を逃すまいと急いで手投げ。今までと同じように低空8の字を繰り返している内に機体のスピードがグッと落ちました。チラッとプロポを見るとスロットルが20%ほどのところで安定して水平飛行をしています。風がなければこんなにスローフライトできるんだと少し感嘆しました。無風なら間違いなくEVOWRACERよりも遅いスピードです。旋回性も殆ど機体が沈むことなく小回りが効く印象でした。ただ、依然としてスロットルは敏感な感じです。初心者に渡す場合はプロポにベニヤか何かでリミッター的な物を付けないといけませんね。とりあえず時間も迫っていたので朝の飛行を終えることとしました。


う〜ん、いや〜、仕事中も悩んでいました。スロットルを入れたときの急激なアタマ上げはちょっといただけません。
果たしてこんなんで初心者にお勧めとは言えない状況ですので、改善案としてモーターマウントのスラストダウンを決行しました。少し慎重にカッターで切れ目を入れます。今日は朝一の現場が終わってから午後二時まで時間があったので広い公園にクルマを停め、作業決行です。やはりEPPは素晴らしい素材です。モーターマウント正面をカットせずに側面と底面だけカットしてスラストを強引に減らします。あとはGクリヤーでちょちょっと接着すればホラ完成です。早速コレで再々チャレンジです。
この時2〜3m/sの風が不規則に吹いていたのですが今までとは違って一転穏やかな挙動で上昇できました。朝イチ飛ばしたときとは違って狭いところでも充分コントロール可能な感じです。今まで入れることの出来なかったデュアルレートを試しに両方入れてみてもスロットル半固定状態でゆっくり落ち着いて飛びます。但し、改めて感じたのは今回状半角を少なめに(12度)したせいか、自立安定性は今一歩というところでしょうか。ムサシノ機のように危なくなったらスロットルスローで手を離すと間違いなくストンと落ちます。(前重心のせいです)次に、今回の目玉であったカメラを搭載してみます。カシオのちょい古めの携帯なのですが動画を約3分撮れるという代物です。122グラムもあるこの携帯を胴体に積むとさすがにずしっと重いです。ペラは7×6なのでちょっときつめかな?と思っていたのですが1〜2mくらいの助走で離陸。重くなったのと重心が下がったおかげで本当にちょうど良い感じです。しかしマジックテープ留めの主翼がよく持つなと思いました。バッテリー込み携帯込みで300gを超えているはずなのに。挙動はまさに初心者向けです。あぁ、これがコイツの正しい飛ばし方なのか!と思えるほどでした。離陸・着陸・場周飛行も重量感があって良い感じです。スピードも追い風時以外は追いかけられるくらいです。実はこの時携帯の電池が完全に切れていて動画は撮れませんでしたが、この機体を作って、飛ばして、試行錯誤して初めて充実感が得られました。ここまで稚拙なレポートを読んでいただきありがとうございます。



自作トレーナー機(名前はまだ有りません)

翼長:910mm
全長:880mm
翼弦:180mm
重量:176g
(バッテリー含まず)

使用モーター:GWS001(2205クラス)
使用プロペラ:GWS7×6
搭載予定のカメラ:CASIO A5406CA
飛行時間:DUALSKY 2S 620mAh
約11分
この機体を作って飛ばした充実感:Priceless!
この機体を作って飛ばした事による家族への迷惑:ほんとにすみませんでした!
3月7日追記

早くもVer.2完成!!!
フライトを重ねるうちにどうしてもパワーオンでの急激な頭上げ、オフでの頭下げや、ピッチング方向の敏感さが気になり、胴体を作り直すことにしました。
改善点としては・・・
○携帯を積まなくても良いから重心調整のためのバッテリースペースを広く取ること。

○モーターの回転軸と重心をなるべく近づけること。

○尾翼を大きくしてピッチング方向の安定を取ること。

 以上を目標としてさくさくEPPを切り始めました。
Ver.2の目玉(?)としてモーターの内装化を思いつきました。バックマウントでは前重心になりがちなため、モーターを埋め込んでしまうのです。コレによりバックマウント分の軽量化が少しだけ見込めるし、重心も気持ち後になるはずです。すなわち重心に近くなるのです。ただ、サイドスラストがマウント側で調整できなくなるので、モーターユニットはVer.1同様マジックテープ止めですね。
そして2つめの目玉!
バッテリー位置を自由に移動できるスペースを胴体株に広く設けました。この位置は後重心側です。胴枠天面にマジックテープ止め、ハッチは同じくマジックテープ止め(2カ所)です。動力飛行時はこの位置にバッテリーが収まります。
で、初心者(未経験者)には最初モーターを外してハンドランチ状態で操舵感覚をつかんで貰おうと考えました。そこでバッテリー位置は胴体前部にも収納出来るようにしました。ハッチは同じくマジックテープ止めですが、墜落によってボロボロになるのが見えたので
先端部分はグラステープを巻きました。
リンケージは今回贅沢にもカーボンロッド1mmを使用しました。
途中2カ所PPパイプを端材EPPで押さえています。Ver.1では円形のEPPで押さえましたが、こちらの方が見た目がよろしいですね
水平尾翼はもう、モロぷちトレーナーですね。
最初垂直尾翼も同じにしようかと思いましたが、ぷちトレーナーの垂直尾翼はヒンジラインが胴体に対して垂直でないことを発見。おぉ、格好イイと思っているうちにどんどんカットラインが斜めになっていき、この形になりました。Ver.1の面影が全くなくなったので、水平尾翼下部にそおっとVer.1の安定板を瞬間で付けてあげました。
誹謗中傷防止のため画像無しです 生地完成後、あわただしくリンケージを済ませようと思い、サーボのニュートラルを出そうとしたところ、今まで問題なく動いていた虎の子の3,8gサーボ(W社ではありません)が回りっぱなしになってしまいました。ポテンションメーターが逝かれたんだと思いますが、非常に悔しい思いでした。このメーカーのサーボはポテンションメーターに難のあるW社に比べて信頼していたのに・・・。
そのため片側だけエンルート6gサーボになりました。
この際名前を付けようと思います。

モストレーナー
翼長:910mm
全長:885mm
翼弦:180mm
重量:172g
(Ver.1より4gダイエット))

使用モーター:GWS001(2205クラス)
使用プロペラ:GWS7×3.5
バッテリー:DUALSKY 2S 620mAh


Ver.1に比べて胴体高さを低く(Ver.1はなんと9×4.7搭載可能でした)、最大ペラ7×3.5を想定。尾翼面積拡大で安定性抜群(だといいのですが・・)若干の軽量化によりより軽快な浮き!(だといいのですが・・)
今日は季節はずれの大雪で飛ばせませんので、改めてレポしたいと思います。


行って参りましたフライトへ!
前日のプチ大雪の影響で強風を覚悟していましたが春の日差しと穏やかな風の中、もすトレーナーは軽々と離陸していきました。まずは頭上げチェックです。スロットルをブォッとふかしても以前のような強い頭上げは有りません。コレなら合格でしょう。旋回は問題なしとして、上空まで上げた後スロットルオフにしてのグライド性能をチェック。う〜ん・・・Ver.1よりはマシですがヒューッと降りてきてしまいます。本家のナイトメアのグライドも実際に見たことがありますが、同じような感じですね。モーターグライダーのような遊び方は出来ないようです。この形をした機体の特徴なんでしょうかね?重心位置を後に下げてモーターのスラストをダウン気味にして再トライしてみたら今度は動力飛行時にピッチングがカクカクと不安定になってしまいます。ムサシノ機のように上空でエンコンスロー〜グライドという風にはいかないようですね。しかし重心とモータースラストとエレベータートリムを調整したらスロットルオフでも安全に着陸出来るようになりました。しかし以前よりもバッテリーの保ちが良くなっています!フリップのような宙返りを繰り返したり超小旋回を繰り返してもまだバッテリーが元気です。時計を確認したら約25分飛んでいました。右手スロットル固定でも以前と違って安定しているので今回は余裕を持って写真が撮れました☆

この日は朝と夕方2回フライトしました。
スロットルオフであまりグライドしないのは何故かと色々考えてみましたが、おそらく元凶は主翼のフラップではないかと思います。通常アップスラストが付くはずのモーターマウントがダウン気味になっているのもたぶんそのせいでしょう。改善するならば主翼のフラップを取り去るか切り減らす必要があるでしょう。しかし、現在の早歩きで追いつくスローフライト性能を犠牲にしてしまう気がします。言わば諸刃の剣ですね。今回も主翼はマジックテープ止めにしておいたのでグライドできるような主翼をもう一枚作っても良いかもしれませんね。この機体を初めて飛ばしてから、思い通りに飛ばないジレンマに悩んできましたが、今日やっと報われた気がします。


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