Jukaの製作

久々のRC復帰から少し経過して、
「手持ちの材料であと何が作れるだろうか?」
「今度はどんな機体を作ろうか?」
そう考えていると、ふと、
「カクカクしたYAKみたいなAM機を飛ばしてみようか!」
そう思いつき、いつものようにモデル探しが始まりました。


私のネタ元であるRCgroupsの自作機スレッドを覗いていると
昨年からまた一歩進化したように見える機体がずらり・・・。
その中でも私が良いなと思ったのは
このJukaという機体でした。




カタチもYAKみたいで格好良く、サイズも小さめ(スパン約800o以下?)
おまけに図面もわかりやすく書かれており、製作写真もあるし、
私にはうってつけの機体です。
それにしても、この写真の塗装、うますぎです・・・。



で、恥ずかしながら4日ほどで完成した我がJukaです。
塗装を、塗装を少し真似たつもりなんですが・・・・。
残念な結果になってしまいました(笑)

製作写真を無くしてしまったので、簡単に各部紹介します。


まず、オリジナル機に無くて私の機体にあるモノ。
それがこの空力オブジェです。
狭い体育館の中、F3Pを等速で・・・・という理由ではなく
私の場合、ノーズのEPPがモーターの反動トルクで
よじれてしまったので、仕方なくつけてみた次第です。
最初はロッド補強にしてみようかと思ったのですが・・・
何となく最近の機体っぽくしたいと思い、真似てみました。
また、モーターマウントも流行に乗って、ロッドでの支持です。
えぇ、もちろんカーボンではなく「ブラック竹ひご」です。

ちなみにモーターは激安ワンダイムモーターをさくっと空輸しました。




本機のリンケージはロッドリンケージにしました。
今回尾翼用サーボに4.4gサーボを積んだため、
いつもの糸リンケージの張りに耐えられないかもと思った次第です。
まぁ、軽量なカーボンを使えば良いのでしょうが、
今回はここも「ブラック竹ひごロッド」で通します。

エルロンは逆にトルクが欲しかったので、E-SKYの9gサーボを搭載してます。
これももちろん「ブラック竹ひごロッド」です。



各部の補強の様子です。
まず胴体後部の網ストッキングのようなトラス補強は
もちろん「ブラック竹ひごロッド」でやってます。
ご存知無い方のために説明しますと、
このブラック竹ひごロッドは、直径が約1.8oで
さわった感じの剛性感はカーボンロッドの1.2oに相当する感じです。
そして重量はたぶんカーボンより若干重いと思われます。

材料費に余裕が有ればむろんカーボンの方が良いのでしょうが
胴体後部の補強をすべて竹ひごで行ったため、
大分ずっしりした感じがあります。
胴体の穴も大きくなりますし・・・。

でも主翼はカーボンロッドにて補強しました。
竹ひごより信頼性があるのと、長さが必要な補強では
竹ひごだと曲がりが気になってしまうからですね。

しかし、このカーボン補強でも、フライト後に問題発生したのでした。(後述)


初フライト

完成後、早速早朝フライトに出かけました。
最初の感想は
「遅っ!!」
とにかくスピードが遅い上に、かなりのアップ癖。
しかも主翼がねじれているみたいで、エルロン方向のトリムがえらいことに。
機体自体のスピードが遅いせいか、AM性能を追求しているのに
「ロールも遅っ!!」

まぁ、2パック飛ばしましたが、はっきり言って
とてもつまんない飛びでした。

その日は帰宅し、そのまま機体をしまいました。


数日後、急に思い立ってつまらなかった原因を考えてみます。
まず、主翼のねじれについて。

主翼をよ〜く見てみるとかなりねじれがついているのがわかりました。
本来は機体を裏返しに作っている段階で補強も済ませれば
良かったのですが、「どうせアライメントが変わるから」と思い、
完成後に補強部分を接着したのが間違いだったのです。

それに、補強方法ですが・・・

このようにX字になる補強は弱いと思われます。

コレに関してはあのsekiaiさんもおっしゃっているように
「補強を一点に集めるほうが強度が出る」と思います。
X字は本当にねじれに弱いんですね。
ねじれを軽減するためにX字の交差部分に竹ひごを立てましたました。
これでも機体をダイブさせると主翼がたわんでます。

そして最大のウイークポイント、スピードの遅さです。

コレに関しては簡単に原因がわかりました。

単なるテールヘビー、後ろ重心だったのです。

私、この手のアクロ機はだいたい翼弦の50%くらいが重心だと決めつけていたのですが
この機体の場合、胴体前方に巨大なストレイクのようなものがついてるので
翼弦で見ると25%くらいの位置まで前進させないといけないようです
これは現地でバッテリーを少しずつ前に前に移動させていってわかった結果です。

とにかくちょっとビックリするくらい前重心。それが調整のコツのようでした。


以上の点を改善していき、初フライトから約1ヶ月経過後
やっと満足のいくフライトが出来ました。

スペック

翼長:約800o
全長:約780o
機体重量:2S300込 約145g
モーター:Onedime 19g 1400KV
プロペラ:8×6

フライトインプレ

初フライトでは後ろ重心がすぐに見抜けなかったように
この機体、すごくコブラ性能が良いです。
ロール方向にあまりふらつかずコブラが出来るので
ESCは細かなコントロールができるものがよいでしょう。

また、パターンを描いてみると・・・
私のお気に入りパターン機 F3AXISに匹敵するほどの
素直な飛行特性を持っています。

特にナイフエッジは癖が無く、飛ばしていて非常に楽です。
サイドフォースジェネレータ(翼端板)が無いせいかも知れませんが
ナイフエッジ時に不要な上半角効果もありません。

アクロ性能としては、スピンが決まりやすく、
ロールレートもまずまずでしょう。
私が自作機で最も気にするのは
逆ループ時のロール方向のヨレなのですが
この機体にそれが無いだけでも嬉しい限りです。


反対にちょっといまいちかなぁという点は
ロールの止まりでしょうか。
4ポイントロールがいまいち止まりません。
あと、エルロンの切れ角は十分取ってあるのに
ロールレートがそれほど早くないようです。
私としてはアトミックAMのような
暴力的というか刺激的というか
それくらい「おぉっ!!」と感じるような
ローリングループがしたいのです。
現時点での調整ではこのような感じです。

なかなか忙しくて最近インドアに行けてないのですが
次回はこの機体を筆頭に飛ばしこみたいと思います。

P.S もしビデオ撮ったらアップします。


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