阿 修 羅   Ash-ra

「EVOWRACERをアクロ用にアレンジした機体」として前作EVO ACRO(仮)を製作しました。最初は良い印象だったのですが、次第に自分のイメージに今以上近づけるのが困難であると判断し、基本的なスペックを引き継ぎ、新たに作ることにしました。

変更ポイントとしては、
○セッティングを煮詰めていく必要があるため、現状ではBOX胴体よりも板胴体の方がアレンジしやすいと考えたので、板胴を採用する。

○飛びのカッチリ感をより向上させるため、EVOACROで一度も壊れなかった動翼を全てデプロンに変更する。

○かといって主翼や胴体もデプロンだと思いきった練習が出来ないので、EPP+フィッシュボーンで製作する。

○EVOACROでは3セル・アウトドアでの飛びも良かったので、同様に3セル700mAhクラスまでの使用も視野に入れる。
と言うようなことを念頭に置いて製作を開始しました。

全てのメカを取り外したEVOACROを横にして、フリーハンドで胴体を描いていきます。ピッチング安定を図るため、胴体長さを20mm延長し、エレベーターは元の位置にしました。つまり20mm延長後エレベーターを20mm前部へ移動させたと言うことです。
主翼等は以前のままの800スパンです。胴体も4mm30倍EPPで切り出し、尾翼・動翼は3mmグレーデプロンにしました。今回、動翼の補強を兼ねて1mmデプロンを貼ってEPPとの段差を無くしました。写真右下のラダーは外枠のみEPPで内側はデプロン2枚重ねです。ちなみに水平尾翼も前作で多少滑る感じがしたので、20mmほどスパンを大きくしました。
ぼけてしまっていますが、尾翼構造です。3mmデプロンに1mmデプロンをスプレーのり77で貼っています。スプレーのりでデプロンが溶けるようなことはありませんでした。
エルロン部分です。エルロン外側は4mmEPPで、ヒンジ部分・ホーン取付部分を1mmデプロンで2枚重ねしています。非常に分かりにくい写真ですね。
各素材の総重量は63gになりました。正直重いと思います。フィッシュボーン構造で超軽量機を作る秘訣をどなたか教えてください!
各部材を仮組みしてみました。やっとラダーの構造が分かる感じですね。色の濃い部分がデプロンです。
今回この仮組み後に軽くペイントしました。裏表が分かる程度に翼端にオレンジを吹き、キャノピーを簡単に吹きました。デプロンにEPP用のプライマーを吹くと溶けてしまいそうだったので、コレにてペイントは終了です。
ラダー・エレベーターのリンケージです。EVOACROのロッドリンケージ部品をそのままリサイクルしています。ロッドの撓み止めは両方とも3カ所ずつ入れています。ロッド径は0.8mm、ホーン部分のピアノ線も0.8mmです。前回、ノーズヘビーに悩まされたため、ちょっと後にサーボを積み、舵のダイレクト感もアップさせようという目論見です。
エルロンリンケージです。見た目の良さから機体裏面にロッドを回そうと思っていたのですが、気付いたら機体上面にエルロンホーンを接着していました。今回も差動を無くすべく、機体中心にサーボを搭載しています。サーボ両脇にカーボンテープも入れて胴体の撓み止めを行い、ロッドもトルクに負けないように1mmロッドを使用しています。サーボホーンの延長はやめました。たぶん延長無しでも高速ロールは可能と思います。
モーターは今回もヘクストロニックKV1200を使用しました。ラピド工房さんの十字マウントを使用しようかとも思いましたが接着面積増加のためスプレー缶の蓋を利用しました。100円ショップの脇汗スプレーがちょうど良い直径でしたね。

     

 

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